四段砧 2017/3/1 ≪解説≫地歌の砧物で「京砧」ともいう。作曲者は不明で生田検校またはその門弟の作ともいわれる。四つの段からなり、 曲中砧の型が用いられているところから、「四段砧」とよばれる。三味線のみの二重奏曲(本手と替手)で、かなり技巧を 要する器楽曲である。前に「花は芳野よ・・・」の佐山検校作曲「三段獅子」の歌が添えられる。光崎検校の「五段砧」はこれに 一段付け加え全体に手を入れて筝曲に作られたのである。